【ソーホー出店に際して⑤:楽焼 懐石料理の器】

【楽焼 懐石料理の器】

懐石の器と称すると、銘々皿、菓子器、平皿、向附、鉢、蓋モノまで、多岐にわたります。そのような懐石の器は、制作当初は茶人の方々が、茶事/茶懐石のお道具として、購入されておりました。

近年は、そのような器の数々を、和食料理人の方が入手して、懐石料理の器として使われる事が多くなりました。

現在流通している楽焼懐石の器は、50~150年ほど前に制作された作品が大半です。柔らかいことを特徴とする楽焼ですので、年月の経過ととともに損傷がすすみ、料理人の方が必要数を揃えることが、難しくなってきております。

そのような料理人の方に使っていただける楽焼懐石の器を制作することは、当窯の大切な役目であると考えております。

当窯では、以前より懐石料理の器を制作しておりましたが、近年は以前よりも器に対するご要望が増してきているように感じます。当窯でもそれに対応すべく、料理人の方からのアドバイスを頂きながら、懐石料理で使える楽焼の器を制作しているところです。

※現在、懐石=高級和食との認識となっております。歴史的な経緯もあり、異なる解釈もあるかと思いますが、茶懐石(茶事における懐石) と 懐石料理(広く認識されている、高級和食) ということばで、表現してまいります。


京都府京都市

楽焼は、桃山時代に茶道のために生まれた焼物です。
元々は、抹茶盌を中心に制作されてましたが、次第に懐石の器なども制作されるようになってきました。

このサイトでは、懐石の器を中心に扱います。
日常使いとして、気軽に扱っていただける器ではないかもしれませんが、
その器を使っていただくことで、非日常を感じていただけるような器を制作していきたいと思います。